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陸前高田の資源に付加価値をのせた新ブランド!

main_image-2株式会社バンザイ・ファクトリー
社長の髙橋和良さんは、ベンチャーで立ち上げた医療系IT会社を大手企業にM&Aした後、バンザイ・ファクトリーの前身となるIT木工の会社を設立しました。震災後、工場のあった秋田県から陸前高田市へ移転。ベンチャー創業時の大恩人が住む陸前高田の復興のため、木工から食品まで、特産品を生かした幅広い事業展開を行っています。

気仙地区のシンボル、椿から生まれた『椿茶』

震災を機に、自宅と会社を陸前高田市に新築移転したバンザイ・ファクトリー社長の髙橋和良さん。「自分の会社で、一人でも多くの人を雇用したい」という想いから、地元に根付く新たなブランド立ち上げに挑んでいます。

その一つが『椿茶』です。陸前高田を中心とした気仙地区は、椿の北限地。震災に負けず、春に咲き誇った椿は地元のシンボルです。髙橋さんは2014年、盛岡市に椿をモチーフにした飲食店「椿の森mini」をオープンさせました。インテリア、食器、ユニフォームに至るまで、椿づくしのお店です。

その店で、椿にちなんで市販の椿茶をメニューに加えたところ、予想以上の人気に。ただ、髙橋さんは市販のお茶にカフェインが含まれていることが気になっていました。妊婦さんやお子さんが来店することも多かったからです。誰にでも安心して飲んでほしいと思っていた髙橋さんは、カフェインレスの椿茶をあちこち探してみるも見つからず、それならば、と自作することを思い立ちます。

椿そのものだけでは苦みが強いので、甘さを加えるために髙橋さんが目を留めたのは岩手県九戸村で栽培されている「甘茶」でした。昔は砂糖の代用品だったという甘茶は、十分な甘さがあるのにカロリーはほぼゼロ。これならば誰でも気軽に飲むことができます。こうして、甘茶と椿茶をブレンドした、オリジナルの『椿茶』が誕生しました。

『椿茶』のパッケージは、髙橋さんの友人からの紹介で知り合ったロンドン本社の知人デザインスタジオにお願いして作ってもらったもの。カラフルなデザインが女性に人気です。

『椿茶』のパッケージは、髙橋さんの友人からの紹介で知り合ったロンドン本社の知人デザインスタジオにお願いして作ってもらったもの。カラフルなデザインが女性に人気です。

店でオリジナル『椿茶』の提供を始めると、あっという間に人気が高まり、「売ってほしい」という人も現れました。要望に応える形で商品化したところ、すぐに品切れになるほどの売れ行きでした。中には、「飲み続けて血圧が下がりました」という声も。店に限らず広く販売するようになり、今では会社を代表するブランドの一つとなりました。

しかし、髙橋さんの挑戦は商品化だけでは終わりませんでした。それまでは、自生椿からの採取に頼っていたのですが、椿の葉を栽培する畑作りの取り組みも始めたのです。
「畑があれば、椿の葉を摘むという仕事が生まれ、人を雇用することができるからです」陸前高田のために、という視点を高橋さんは常に忘れません。

椿を栽培中の農地。被災によって空農地になってしまったところに椿を植え、陸前高田に椿花でレッドカーペットのような風景を、というのが髙橋さんの夢です。

椿を栽培中の農地。被災によって空農地になってしまったところに椿を植え、陸前高田に椿花でレッドカーペットのような風景を、というのが髙橋さんの夢です。

地元に長く根付くビジネスとは

移住直後から髙橋さんが開発を続けてきたのが、もう一つのブランド『三陸甘茶煮』です。甘茶を利用した甘露煮で、甘さがあり、常温保存ができるにも関わらず、砂糖・塩・一般的な醤油を一切使っていません。

地元の海産物を生かした商品を、というのが当初からの構想でした。髙橋さんはここに「付加価値」がほしいと考えました。本気で陸前高田のことを思うなら、一時的な売上で終わってしまうものではなく、長く続いていくビジネスを作らなくてはいけない。そのためにはただ海産物を売るのではなく、何かしらの「付加価値」が必要だと考えたのです。

そこで浮かんだのが、「健康」というキーワードです。医療システム開発に携わっていたことのある髙橋さんは、糖分と塩分の摂りすぎから疾患を引き起こす人が多いと感じていました。そこで、砂糖も塩も使わない、海産物を使った商品を作ろうと思いついたのです。

「陸前高田に根付くビジネスを作りたい、とずっと考えてきました。そのためには、時間がかかっても“付加価値”が欠かせないと思ったんです」と髙橋さん。

「陸前高田に根付くビジネスを作りたい、とずっと考えてきました。そのためには、時間がかかっても“付加価値”が欠かせないと思ったんです」と髙橋さん。

三陸産の海産物で、砂糖・塩不使用の『三陸甘茶煮』

豊かな漁場広田湾で獲れる牡蠣やホタテは、質が高く味も良いため、築地でも高値で取引されます。そのため漁師たちも誇りが高く、加工品にすることに抵抗があったといいます。髙橋さんが漁師たちに捨てているもの(未利用)を買い取りたいと言ったところ、「そんなものはない」と返ってきたそうです。そこで、漁師たちの仕事に同行した髙橋さんが目をつけたのが、漁師たちが売っていなかったわかめの茎の固い部分や、間引きしたホタテ、ホタテ殻に付着するつぶ貝です。漁師の作業の中で未利用資源になっている部分を買い取ることができれば、漁師たちの収入が増える――。そう考えたのです。

ただ、それを商品化するのは想像以上に大変でした。地元の人が食べないということは、普通に調理をしてもおいしくない、調理が難しいということ。それに加え、砂糖も塩も使わないという条件もあります。自分で決めたコンセプトとはいえ、「無理ではないか」という思いがよぎったこともありました。

さらに、海産物は年ごとに出来がまったく異なります。例えば、「去年よりもホタテが大きく育ったので、同じ味付けでは薄くなってしまう」ということが起こるのです。その年の状態に応じて、味付けを微調整する必要がありました。何でどう味つけをして、どのくらいの時間煮込めば良いのか。大きさによって、調味料の配合をどう変えれば良いのか。高橋さんが納得できる商品になるまで、実に3年近い年月を要しました。

そうして2015年7月、苦心の末に出来上がった『三陸甘茶煮』は、東京の新聞に小さな記事が出た途端、大きな反響がありました。

「塩分や糖分に気遣う食事をしている家族が喜んでくれた」
「砂糖が入っていないのに自然な甘さでこんなにおいしいなんて」

そんな声が届く度、髙橋さんは開発に携わった社員と共に、喜びをかみ締めています。

『三陸甘茶煮』は、「地元の資源を活用する」というコンセプトが評価され、「復興ビジネスコンテスト2015」で大賞を受賞しました。

『三陸甘茶煮』は、「地元の資源を活用する」というコンセプトが評価され、「復興ビジネスコンテスト2015」で大賞を受賞しました。

次なる目標 陸前高田に“梁山泊”を

「2016年はスタートの年です」と髙橋さん。『椿茶』も『三陸甘茶煮』も、まだまだ改良の余地があるのだといいます。「社員全員で取り組んで、社員全員で喜ぶ“全員経営”を続けていきたいですね」

ブランド立ち上げにとどまらず、髙橋さんには大きな目標があります。それは、野心家が集まったとされる“梁山泊”を陸前高田に作るというもの。「私は若いころに東京で学び、起業の決心を陸前高田松原海岸でしました。そして内陸に会社を興しました。都会には情報も仲間も多く、刺激をたくさん受けることができた。そこからたくさんの起業家が生まれました。陸前高田にも、老若男女、たくさんの仲間が集まって、自然に議論を交わせるような場所を作りたい。そして未来の起業家を育てていきたい。あのとき、陸前高田で決心をした20年前のように、ここで決心する人達を育てたいんです」

“梁山泊を作る”という夢は、髙橋さんが20代のころから思い描いていたものです。年月を経て、その夢が、ここ陸前高田で叶う――。そんな日が近づいています。

髙橋さんが思い描く新工場のイメージを模型にしたもの。より大きな工場を作り、より多くの人の雇用をしたいと考えています。

髙橋さんが思い描く新工場のイメージを模型にしたもの。より大きな工場を作り、より多くの人の雇用をしたいと考えています。

株式会社バンザイ・ファクトリー
岩手県陸前高田市米崎町字道の上69
0192-47-4123
URL:http://www.sagar.jp/

記事提供:NTTdocomo「笑顔の架け橋Rainbowプロジェクト」

提供元:東北復興新聞 (http://www.rise-tohoku.jp/?p=12689)


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