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世界でも珍しい琥珀専門工場、技術を後世に遺したい

main_image久慈琥珀株式会社
世界最古ともいわれる約8,500万年前の琥珀が採れる久慈で、琥珀の採掘・加工・販売、博物館運営を行っています。琥珀加工の専門工場を持っている企業は世界的にも珍しく、その技術は高く評価されています。従来からあるアクセサリーだけでなく、文具など新しい分野の商品開発にも取り組んでおり、琥珀の可能性を模索し続けています。

世界最古ともいわれる希少な久慈の琥珀

オレンジ、黄色、茶色…年代や産地によってさまざまな色に輝く琥珀は、「樹脂の化石」です。樹木から流れ出た樹脂が固まり、数千万年という時を経て出土します。久慈の琥珀は約8,500万年前のもので、世界最古ともいわれています。日本の海底には、北三陸から銚子沖にかけて白亜紀の地層が眠っており、その地層が久慈で隆起したため、琥珀が採れるようになりました。

「百貨店などに出店していますが、すべて当社の社員がいて、直接販売しています」と新田さん。

「百貨店などに出店していますが、すべて当社の社員がいて、直接販売しています」と新田さん。

久慈琥珀では、琥珀の採掘、商品への加工、販売まですべて自社で行っています。宝石業界では、メーカーが商品を製造し、販売は外部に委託する卸販売をすることが多いのですが、久慈琥珀では行っていません。「久慈の琥珀は、世界的に見ても貴重な地域資源です。薄利多売はしたくありませんでした」と語るのは、代表取締役社長の新田久男さんです。

また、琥珀の採掘場と専門工場を両方持つ企業は、世界的にも珍しいのだそうです。琥珀に特化して磨き続けてきた技術力は、世界でも認められています。琥珀の魅力を伝えるため、博物館を運営し、採掘体験は冬季以外常時行っています。

「博物館は閉めない」震災後の決断

震災前、博物館には毎日のように観光バスが訪れていました。しかし、震災後の1年間、観光バスは1台も来なかったといいます。岩手県内の観光地も大きな被害を受け、ホテル内の店舗での売上もゼロに。琥珀を売る場所がなくなってしまい、2ヶ月前後は社員を自宅待機にしていました。

久慈琥珀は森の中にあります。春から初夏にかけては、久慈市の花であるつつじが咲き誇ります。

久慈琥珀は森の中にあります。春から初夏にかけては、久慈市の花であるつつじが咲き誇ります。

雇用契約は続けていたのですが、そのうち社員から「このままで良いのでしょうか?」という声が上がり始めました。給料が出るとはいえ、「仕事がない」という状況に皆不安が募っていたのです。新田さんは、「博物館を開けよう」と決意しました。開けても誰も来ないかもしれない、開けることで赤字が増すのかもしれない、それでも――。

「閉めちゃいけない、と社員に言い続けました。お客様はほとんどいらっしゃらなかったので、皆で会社の周りの草刈りをすることも多かったですね。おかげでずいぶん綺麗になりました」と新田さんは当時を振り返ります。しかし、売上が戻る見通しは立っていませんでした。

“モノ”での支援から仕事が生まれた

震災前の久慈琥珀は、売上のほとんどが東北内でのものでした。しかし震災後、半年経っても東北での売上はほぼゼロのまま。売上が戻るにはまだまだ時間がかかると考えた新田さんは、販路を広げようと東京に飛びました。

商品を作るという仕事が生まれたことで、社員のモチベーションも高まりました。

商品を作るという仕事が生まれたことで、社員のモチベーションも高まりました。

ちょうど百貨店での岩手物産展の出展を控えていた時でした。「ぜひ来てほしい」と言われ向かうと、信じられないほどのお客様が待っていました。呼び込みをしなくともどんどん商品が売れていきます。「“モノ”を買ってくださるというのは、本当にありがたい応援でした」商品が売れれば、工場を動かすことができ、そこに社員たちの「仕事」が生まれます。それが何よりうれしかったといいます。

その後もイベントの出展を続け、昨年9月には銀座直営店がリニューアルオープン。通信販売も始め、売上の見通しが立ってきました。こうした東北外での活動に加え、2013年に連続テレビ小説の舞台となったことで、久慈の観光業はようやく復活したのです。

歴史を受け継ぎつつ、そこに新たな息吹を

琥珀というとアクセサリーが定番ですが、久慈琥珀では新たな試みを行っています。例えば最近発売したのは、軸の部分に琥珀を用いたボールペンです。久慈の琥珀は歴史が古い分脆く、アクセサリーとしては使えないものが採掘量の65%を占めていました。そこを何かに利用できないかと研究開発を続けてきたのです。今では採掘量のほぼすべてを商品化することができるまでになりました。

ボールペンは、軸の下部分に琥珀が使われています。握り心地が良いと評判なのだそう。

ボールペンは、軸の下部分に琥珀が使われています。握り心地が良いと評判なのだそう。

久慈琥珀の商品は、すべてハンドメイド。高い技術があっても、人の手がなければ作ることができません。世界でも珍しい琥珀専門工場として、技術の継承をしていくことが今後の課題です。「久慈市を『琥珀の町』にしたいと思っているんです。町のあちこちに工房があって、職人がいるような…。琥珀は久慈にしかない財産ですから、もっと広く知ってほしいですね」数十年、数百年と続く産業にすべく、久慈琥珀は革新を恐れずに歩んでいます。

main_image久慈琥珀株式会社
久慈琥珀博物館
岩手県久慈市小久慈町第19地割156番133号
URL:http://www.kuji.co.jp/
URL:http://www.kuji.co.jp/museum/
URL:http://www.kujikohaku.net/

提供元:東北復興新聞 (http://www.rise-tohoku.jp/?p=14158)


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