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ママを輝かせる“子育て支援”プロジェクト

01認定NPO法人 フロンティア南相馬
南相馬市に残った若者が中心となり、福島県内で震災後、一番最初に設立されたNPO法人。「家族全員が安心して暮らせる南相馬市に戻す」ことを掲げ、支援物資のマッチングから子どもたちに向けたアウトドアイベントまで、さまざまな活動を行っています。街の未来をつくる子どもたちがこの場所で夢を持ち続けられるよう、2015年から新たな子育て支援として「働くママを輝かせるプロジェクト」をスタートさせました。

ベビーベッドのある職場をつくりたい

子どもたちと一緒にUVレジン(紫外線に当てると固まる素材)を使ったアクセサリーの試作に挑戦

子どもたちと一緒にUVレジン(紫外線に当てると固まる素材)を使ったアクセサリーの試作に挑戦

「おはようございまーす」

午前10時過ぎ。通り沿いにあるオフィスに三人のママさんが集まりました。うちお二人は、お子さんと一緒。小さな同窓会? それとも保育所? いえいえ、実は子供を連れての「出勤」なんです。三人が集まったのは、認定NPO法人フロンティア南相馬のオフィス。この日はアクセサリーの試作を行うとのことで、作業の様子を見学させていただきました。

テーブルには色鮮やかなクロスが敷かれ、アクセサリーのパーツが並んでいます。ラメのパウダー、シルクのリボン、自分たちで試作したというコットンパールなど、見ているだけでわくわくしてきます。早速、UVレジンという素材を使ったチャームづくりが始まりました。液体に色をつけ、型に流し込み、専用ランプに当てて待つこと数分−−。

「あ、できたできた!」
「見て見て。ちゃんと二色になったよ」

細かな作業もすいすい進む。工具が出ている間、子どもたちはスタッフと遊んだり、テーブルの端で見学したりしている

細かな作業もすいすい進む。工具が出ている間、子どもたちはスタッフと遊んだり、テーブルの端で見学したりしている

子どもたちも一緒になって、どんどん試作品ができあがっていきます。つくり方を教えているのは、フロンティア南相馬のスタッフである伊達舞さん。三人のママさんにテキパキと素材を手渡しながら、けれど決して急かすことなく、ときには子どもたちの面倒を見て、とても楽しそうにされているのが印象的でした。「もう少しオフィスが広かったら、ベビーベッドを置きたいんですけどね」と、手狭になってきた社内を眺めながら笑います。

そんな伊達さんですが、スタッフになった当初は人前で話すのが苦手だったといいます。笑顔あふれるこの光景には、伊達さんの強い想いが関係しているのです。

南相馬の人々がもっと笑えるように

フロンティア南相馬は、震災後、地元に残った若者たちの個人ボランティアから出発しました。はじめは、南相馬にとどまった人々に物資を届けたり、支援物資が人々のニーズと合うようにマッチングを行ったりしていたそうです。その後、個人ボランティアの活動域を超えて支援を行うために法人化。南相馬を元気にするべく、現在も幅広い取り組みを行っています。

たとえば、震災直後、放射能の影響で外でのびのびと遊べない子どもたちのために遠足イベントを主催。ほかにも、ご当地ヒーロー「相双神旗ディネード」の制作に携わり、子どもたちから寄せられたヒーローのデザインを選考するなど、さまざまな活動で元気なまちづくりを促進しています。

「ママ、働いてくれてありがとう」

「働くことが楽しい」と語ってくれた、事務局の伊達舞(だて・まい)さん

「働くことが楽しい」と語ってくれた、事務局の伊達舞(だて・まい)さん

アクセサリーづくりは、フロンティア南相馬が主催する「働くママを輝かせるプロジェクト」の活動の一環。子育て世代が働きやすい環境を整備し、ママたちに元気になってもらおうという企画です。プロジェクトを先導する伊達さん自身、二人のお子さんを持つ「働くママ」。子どもたちが小学校にあがり、時間に少しゆとりができたことで仕事を始めようと思ったそうです。

「最初は不安でした。ブランクの期間が長かったですし、知り合いのなかには子どもがインフルエンザになって長期で休みをとったら解雇されたという人もいたので……。だけど、働き始めたらすごく楽しくて。自分にもこんなことができるんだ、と感じる度に、仕事に積極的になっていくんです。ほかのママたちにも同じように楽しんでほしいし、仕事を通じて自信を持ってほしい。そんな思いでこのプロジェクトに関わっています」

伊達さんは、仕事を始めてから気持ちが前向きになったといいます。その変化が伝わったのか、あるときお子さんから「ありがとう」と言われたそう。
「『ママ、働いてくれてありがとう』って言うんです。子どもから見たら、いろいろなイベントに連れて行ってもらえたり、人前に出るので母親がきちんと身なりを整えたりしているのがうれしいみたいで。なにより、私が明るく楽しそうにしているのがいいんでしょうね」

子育て中のママには「自分の時間」と「会話」が必要

作業の合間に子供たちの面倒を見る松村さん(左)と伊達さん(右)

作業の合間に子供たちの面倒を見る松村さん(左)と伊達さん(右)

「子育て中のママは、とにかく自分の時間がない」と話す伊達さん。特に子どもが小さいうちは、お風呂も一緒、寝るのも一緒。眠っているときでさえ、目を覚ましてしまわないか、無意識のうちに子どもを気にかけていたといいます。そんな慌ただしい毎日を送るうち、いつしか外出するのも億劫になってしまったそう。さらに、一緒に面倒を見る大人がほかにいなかったため、日常生活から「会話」も減ってしまいました。

「家族は私以外みんな働きに出ていたので、家にいる間、話し相手がいなかったんです。誰か帰ってくると、せきを切ったように話が止まらなくて。でも、外から帰ってきた人は仕事で疲れているのでずっとは聞いてくれませんよね」

この話は、なにも伊達さんに限ったことではありません。南相馬では昨今「ひきこもりママ」が問題になっています。たとえば、地元で生まれ育ち、家庭を持ったものの、仲の良かった友人が街を出て行ってしまったり、震災の後、子どもたちと一緒に所縁のない土地へ避難したことで孤独になり、社会との接点を徐々に失くしてしまうのです。

「働くママを輝かせるプロジェクト」では、仕事という場を通じてママたちが「自分の時間」と「会話」を持つことができます。「自分の時間」とは、自分自身が積極的に楽しめることに向き合う時間のことであり、「会話」とは、日ごろの悩みを同じように受け取ってくれる人とのコミュニケーションのこと。ママ同士が集まるので、自然と情報共有の場にもなるのだとか。

「初対面でも子育ての話題で盛り上がり、お互いに励ましたりアドバイスしたり。一人で悩みを抱えずに済むのもママたちには大切なことなんです」

お母さんのまとう雰囲気は、子どもたちに影響します。きらきら輝くママが増えれば、子どもたちも輝き出し、南相馬の未来を輝かせることにつながるのです。ママも子どもたちも、家族みんなが笑顔で暮らせる南相馬へ。プロジェクトはまだまだ続きます。

認定NPO法人 フロンティア南相馬
住所:福島県南相馬市原町区本町1-31 四ツ葉ビル1階
電話・FAX:0244-22-3500
URL:http://frontier-minamisoma.org/index.html

記事提供:NTTdocomo「笑顔の架け橋Rainbowプロジェクト」

提供元:東北復興新聞 (http://www.rise-tohoku.jp/?p=11677)


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