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「相手の話を聞いて、解決方法を考える」SE時代の経験を生かす

「WORK FOR 東北」は、被災地の自治体等への民間企業による社員派遣、個人による就業を支援し、人材の面から復興を後押しするプロジェクトです。
復興の現場に社員を派遣している企業、および、赴任した方々のインタビューを紹介します。

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Q.現在、どのようなお仕事をされていますか。

宮城県内で活動するNPOなどの団体をサポートする中間支援組織「みやぎ連携復興センター」で、復興庁から事業を受託している「被災者支援コーディネート事業」を担当しています。被災地の行政や団体の課題を聞いて、復興庁の支援制度や、復興支援を行っている企業のCSR部門とのマッチングを行うのが主な役割です。震災から5年目を迎え、助成金なども減っているタイミングなので、各地域で活動する団体がどのように継続していけるのかを考え、活用できる制度や支援を提案しています。

Q.これまでのお仕事の経験は役に立っていますか。

IT企業でシステム開発のプロジェクトマネジメントと、広告制作会社の社内SEを経験してきましたが、どちらも組織の課題をシステムで解決する仕事だと考えていました。現在の仕事も、解決方法が違うだけで相手の話を聞いて考える点は同じです。また、SEをやっていた時、私自身が1人でシステムを作れるわけではないので、専門家をどううまく使っていくかを考えていました。今、入ってまだ8ヶ月ほどで分からないことも多いので、周りの助けをいかに借りるかを考えています。

一方、企業は営利組織なので利益を上げるというはっきりした目的がありますが、復興の場合は団体・地域によってゴールが異なります。その中でコミュニケーションをするという難しさはあります。

Q.お仕事をする上で、意識されていることはありますか。

みやぎ連携復興センターは各地域で活動されている団体の支援をしていますが、団体からシビアに評価される立場でもあると思っています。行政との連携のサポートや他団体の事例などの情報提供を行うことによって、価値を感じていただけるようにと意識しています。

また、東京の企業で働いていた時には提案によって相手をリードするような話し方もしていましたが、今は、こちらの方のペースに合わせ、まずは話を聞いて尊重すること、相手に合わせる話し方を意識して、関係性を築けるようにしています。

Q.宮城県内の様々な団体の方と日々接していらっしゃると思いますが、その中で感じることはありますか。

震災から5年が経過し、次のステップに進むための工夫をされています。例えば、これまでは熱意、思いだけで人を巻き込んでいたところを、今はデータを提示するといったように、やり方が変わってきています。また、運営が上手くいっているNPOの方は、行政ができていないことをうまくカバーして協働しよう、連携して地域をよくしていこうという意識を持たれているように感じます。

Q.現在のお仕事に応募されたきっかけと、今後の展望について教えてください。

地域貢献やNPO、NGOの仕事に興味があり、インターネットで情報を見つけた「WORK FOR 東北」の説明会で、みやぎ連携復興センターの仕事を知りました。SEをやっていた時から、相手と話をしながら進めていく仕事の仕方は好きだったので、自分に合っていると思い応募しました。

私は東京生まれ東京育ちで、これまで仙台には縁はなかったですが、環境を変えることに対して特に大きな決断という意識はなかったです。男性に比べると女性は身軽に動ける面もあるのかもしれません。
次に何をやるのかを見つけるために来たと思っているので、ここで働きながら目指す姿を見つけたいと思っています。

(2015年12月10日取材)

記事提供:日本財団「WORK FOR 東北」

提供元:東北復興新聞 (http://www.rise-tohoku.jp/?p=12673)


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